最強マンタイポルシェ、アクシデントに散る。ワークスBMW、再びニュルの覇者に輝く。
革新のハイブリッドポルシェが魅せた驚愕の走り。世界最大の耐久レース、ニュルブルクリンク24時間レース。
2010年はポルシェ、アウディ、BMW、VWなどのワークス参戦、そしてトヨタ、ニッサン、スバルの日本車勢も加わり、
タフな戦いは更にハイレベルな頂上決戦へと進化していった。
聖地ノイドシュライフェ。20.8キロに及ぶ世界屈指の難コースが挑戦者たちの前に立ちふさがる。
観るものは困難に立ち向かう姿に歓喜と声援を送る。予選では昨年の雪辱に燃えるアウディが怒涛の走りで上位を独占。
決勝ではやはり、王者マンタイポルシェが序盤から脅威のスーパーラップを刻み続け独走状態へ。
しかし、レース中盤で6連覇の夢は闇夜の中に消えてしまう。 変わってトップに立ったのは何とハイブリッドポルシェだった。
脅威のスピードと耐久性をみせつけたが、栄光を目前にしてグリーンヘルの壁に野望は潰える。
そして、最後まで自らの戦い方を貫いたBMWが2005年以来の栄冠を手に入れた。