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ル・マン覇権/王者に挑む
1986年、ワークスとして正式にジャガーがカムバックを果たし、イギリスのトム・ウォーキンショウ・レーシングがチームを任された。
また、メルセデス本社のバックアップを受け、V8ターボ・エンジンを搭載したザウバーC8にも注目が集まった。
さらに、日本からマツダ、トヨタに続く第3の挑戦者として日産も名乗りを上げ、王者ポルシェに挑んだ。
一方、迎え撃つポルシェ勢も万全な体制でル・マンに望む。
首位争いは、シュトゥック組のワークス・ポルシェ、そして前年優勝のヨースト・ポルシェ。
2台の差は午前1時の段階でわずか0.4秒しかなかった。
期待されたジャガーは、マシントラブルに泣き相次ぐリタイア、完走する事は叶わなかった。
レースの行方を左右したのは、午前3時過ぎに起きた惨事、クレマー・ポルシェのクラッシュだった。
ペースカーが入りスロー走行を強いられたことでヨースト・ポルシェのエンジンが悲鳴をあげた。
これにより、ワークス・ポルシェは3年振りの勝利を手に入れた。