☆F1 SPECIALSシリーズ完成品について
F1 SPECIALSはロムファクトリー製作によるハンドメイド完成品です。同じロムファクトリー完成品の「Flat Out」が現行のF1マシンを製作するのに対し過去の思い出に残る名車をシリーズで製作しています。
ある程度まとまった数量を製作することによって非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
完成品はすべてクリアーコートの上ポリッシュが行われています。一般的な量産品のミニカーの場合、スジ彫りをまたぐデカールであってもスジ彫りでデカールに切れ目を入れていません。つまりデカールがスジ彫りをまたいだ状態になってしまっています。しかし、ロムファクトリー製作によるF1 SPECIALSシリーズはロープライスながらスジ彫り部分でデカールに切れ目を入れて溝にデカールを落とし込んでいます。また、ディスプレイケースも高級感のあるアクリルケースを使用しています。
中嶋がロータスからティレルに移籍した1990年の開幕戦、フェニックスで行われたU.S.A. GP仕様です。中嶋はこのティレル出のデビュー戦を予選11位から追い挙げ6位でゴールしました。2位になったアレジと共にこのシーズン唯一となったダブル入賞をティレルにもたらしています。第3戦サンマリノGPからは019に乗っていますので中嶋が019で走ったのはアメリカとブラジルのみと言うことになります。
018はフロントサスペンションにモノショックが採用されており、左右のフロントサスペンションで1セットのダンパーとスプリングを共有する構造になっていました。スプリング/ダンパーユニットが1本しかないためノーズは非常に細身に仕上がっています。