☆F1 SPECIALSシリーズ完成品について
F1 SPECIALSはロムファクトリー製作によるハンドメイド完成品です。同じロムファクトリー完成品の「Flat Out」が現行のF1マシンを製作するのに対し過去の思い出に残る名車をシリーズで製作しています。
ある程度まとまった数量を製作することによって非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
完成品はすべてクリアーコートの上ポリッシュが行われています。一般的な量産品のミニカーの場合、スジ彫りをまたぐデカールであってもスジ彫りでデカールに切れ目を入れていません。つまりデカールがスジ彫りをまたいだ状態になってしまっています。しかし、ロムファクトリー製作によるF1 SPECIALSシリーズはロープライスながらスジ彫り部分でデカールに切れ目を入れて溝にデカールを落とし込んでいます。また、ディスプレイケースも高級感のあるアクリルケースを使用しています。
1995年からベネトンもルノーエンジンとなりウィリアムズに対してパワー面でのハンデはなくなりました。この年ルノーエンジンはベネトンとウィリアムズで17戦16勝と圧倒的な強さを見せました。。中でもシューマッハは9勝を挙げ当時の年間最多優勝回数とタイ記録になりました。しかし、決して楽勝だったわけではありませんでした。ポールポジションはウイリアムズの12回に対してシューマッハは4回しか取っていません。それでも勝てたのはロス・ブラウンの立てたレース戦略が優れており、シューマッハがそれを正確に実行できたからでした。ピットストップの回数やタイミングの巧妙さでウィリアムズをしのぎ逆転勝ちというパターンの多いシーズンでした。
今回発売した日本GPはベネトンのチーム初となるコンストラクターズチャンピオンを獲得した記念すべきレースでシューマッハは雨の中ポールからスタートを決め変化する路面にもうまく対応し優勝しています。メーカー完成品もレインタイヤ仕様となっています。
翌年はフェラーリへ移籍したためこれがベネトンでの最後の優勝となっています。