☆F1 SPECIALSシリーズ完成品について
F1 SPECIALSはロムファクトリー製作によるハンドメイド完成品です。同じロムファクトリー完成品の「Flat Out」が現行のF1マシンを製作するのに対し過去の思い出に残る名車をシリーズで製作しています。
ある程度まとまった数量を製作することによって非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
完成品はすべてクリアーコートの上ポリッシュが行われています。一般的な量産品のミニカーの場合、スジ彫りをまたぐデカールであってもスジ彫りでデカールに切れ目を入れていません。つまりデカールがスジ彫りをまたいだ状態になってしまっています。しかし、ロムファクトリー製作によるF1 SPECIALSシリーズはロープライスながらスジ彫り部分でデカールに切れ目を入れて溝にデカールを落とし込んでいます。また、ディスプレイケースも高級感のあるアクリルケースを使用しています。
鈴木亜久里は1988年の日本グランプリで、体調不良のドライバーの代役としてラルースから急きょF1デビューを果たした。翌年はザクスピードのレギュラードライバーとして日本人として2人目のフル参戦を果たしますが、戦闘力に劣るマシンに手こずり、全戦予備予選落ちの屈辱を味わいました。
1990年はF1デビーしたラルースに移籍すると、第8戦イギリスグランプリで自身初の6位入賞を記録、さらには第14戦スペイングランプリでも6位入賞を果たすなど本来の実力を発揮し始めました。そして迎えた日本GP、アレジの欠場のおかげもあって9番グリッドからスタートしました。スタート後も前年の予備予選落ちが信じられない快走、中でもすばらしかったのはロータスのワーウィックとのバトルでした。なんと、1コーナーでダートに片輪を落としながらもアウトから豪快にオーバーテイクを決めたんですよ。これにはシビレました。一歩間違うと大クラッシュですよ。そして3位に上がるとそれを守りきり日本人初の表彰台に上がりました。
ファイナルラップ、ランボルギーニ V12の快音と共に最終コーナーを立ち上がってきたときの大歓声は今も忘れられません。