モデラーズベース完成品です。製作はロムファクトリー完成品のなかで1/20スケールF1モデルをメインに手がける竹田氏の製作によるものです。
92年出走、F92ATジャン・アレジ鈴鹿GP仕様を製作しました。
<工作>
合いの悪いカウルを塗装前に一体化し、スジボリを掘り直し。
給油口、メンテナンスハッチのモールドを追加。
キットにはないカウルリベットのモールドを開口し、以下の製品を用いて部位に応じて大きさを変え追加。
『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』
『モデルファクトリーヒロ/アルミニウムリベット 0.8/0.5』
シートベルトの穴を開口し、『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト赤』を追加。
コクピットのボルト類を『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
コクピットの穴を純正エッチングパーツで塞口。
ホイールのエアバルブを『トップスタジオ/ 1/20~1/24エアバルブ』で追加
サイドミラーの鏡面を純正エッチングパーツで追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、『ガイアノーツ/EXホワイト』を塗装。赤は80~90年代フェラーリF1専用色である、『ガイアノーツ/跳ね馬スペシャルセット』の4番を選択。
クリアーを軽く吹き付け、エッフェアルテフィーチェ『1/20 フェラーリ F92ATリペイントデカール』を貼り付け。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。
コンパウンドはソフト99、3M製の業務用のものを用いました。
ソフト99細目で肌調整を行い、3Mダイナマイトカット、ハード1、ハード2を順にかけ磨き上げました。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。