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キットに付属しているデカールシートは、一見正確で、欠けているロゴはありませんが、細かく観察して行けば、色々な問題を抱えています。
近年レストアされた個体ではなく、1985−86年の現役時に撮影された写真や映像のスチルのみを研究し、より正確なデカールシートをデザインしました。
マーティーニロゴの縁を正確に、そしてクロームで再現しました。
フロントフェンダーのマーティーニ ストライプを正しい幅に修正しました。
マニエッティ マレリ ロゴを、時代にあった、正確なものにしました。またピレリやIPRA、“Taurus” なども、実車に貼られていたものを、忠実に再現しました。
フロントフェンダーのネームプレートで、コ・ドライバー名の「CRESTO」の、詰められた字間を正確に再現しました。
両側のドア前方に貼られるテクニカルパートナーロゴの後ろに、黒色の極細線がドアの縦方向一杯に引かれていました、またロゴの大きさも修正しました。
ピレリタイヤのサイドウォールに入る、IDタグ(D,G,S,W)を正確に再現しました。キットの「G5」は、グラベル用を意味し、キットのスリックタイヤには決して貼られていませんでした。
スパルコシートのネームは、ドライバー側がSPARCO “FOR” TOIVONENが正解で、コ・ドライバー側はツールドコルスではSPARCOのみと、違いがありました。
シートベルトに入るSABELTロゴは、1985年のTRWとの合併後も、翌年当初まで、TRWロゴが入らない旧書体のものが使われていました。
ステアリングホイールには、トイボネン専用としてマーティーニストライプが入ります。 コスタ スメラルダ ラリーでは、イタリアの仮ナンバーを右ドアに掲示しており、それを初めて再現しています。
ツールドコルスラリーより、イタリアの、1985年から変更された、白い新ナンバープレートが使用されました。リアプレートは、右ドアにも掲示されており、イタリア特有の二枚組み構成を、忠実に再現しています。