【M19について 】
1970年、マクラーレンはチームドライバー兼オーナーであるブルース・マクラーレンを事故で失うという苦しい状況に陥ります。そしてテディ・メイヤーにチーム運営が引き継がれ、新体制で迎えた1971年シーズン、多くのチームが従来の葉巻型マシンからの技術的脱却を模索し始めていたこの時期、マクラーレンチームがグランプリに投入したマシンがM19です。M19型は、新機構のサスペンションを搭載し、燃料タンクを両サイド下部に設置し重心を下げるためにデザインされたコークボトルラインと呼ばれるボディワークを備えていました。M19型は1971年、M19Aとしてサーキットに登場、初年度は苦戦しましたが、ヤードレーをメインスポンサーに迎えた1972年には南アフリカGPで優勝し、その後改良と軽量化を施されM19Cとなり、1973年シーズン途中に名車M23に引き継がれるまでグランプリを戦い続けました。
【キット概要 】
■ホワイトメタル、エッチングパーツ、シルク印刷デカール、バキュームパーツ等を使用したマルチマテリアルキットです。
■モデルは1/20スケールで培ったディテールの再現と組み立てやすさのバランスを考慮した設計。
■フロントカウルとボンネットは脱着が可能で、完成後も内部構造を見ることができます。
■ホイールリムとエンジンファンネル、リアダンパーはアルミ挽き物製。
【 バリエーション 】
K586●Ver.C [ M19A : 1972 Rd.2 South African GP #12 D.Hulme #14 P.Revson / Rd.5 Belgian GP M19C #9 D.Hulme M19A #10 P.Revson ]
・71年型とはインダクションポッドや細部が異なり、特徴的なヤードレーカラーの1972年型を立体化。
・ D.HulmeがM19唯一の勝利を挙げた72年南アフリカGP、M19C型(#9)となったベルギーGPの両仕様を再現しました。