タミヤプラモデルベース完成品です。
1965年出走、ホンダF1参戦2年目にして、リッチー・ギンサーが初勝利を遂げた1/20 タミヤ ホンダRA272メキシコGP仕様を製作しました。
ボディカラーはわずかにクリーム色がかったホワイトをほどより色味で見事に再現していると思います。カウルは固定されています。ほとんど見えないエンジン周りも奇麗に塗り分けて仕上げられ各パーツも丁寧に取り付けられ当然ながら接着痕も一切ありません。
<工作>
カウルファスナーやリベットのモールドを除去、カウル脱着用のネジ穴を閉口し、RA272の持つ本来のボディラインの美しさを強調。
エキゾーストパイプを開口。
ホイールのエアバルブを『さかつう/ 1/20エアバルブ』で追加。
サイドミラーの鏡面はタミヤロータス79付属のメタルインレット。
エアインテークカバーはMFHの金属製メッシュを用いて自作。
コクピットパネルは『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』でディテールアップ。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、本塗装。特徴的なホワイトはGSIクレオス/ホワイトFS17875を選択。
デカールはシュンコーモデル製。キット付属のものより考証が進んでおり、発色、耐経年変化に優れています。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。
コンパウンドはソフト99、3M製の業務用のものを用いました。
ソフト99細目で肌調整を行い、3Mダイナマイトカット、ハード1、ハード2を順にかけ磨き上げました。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープに、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。
写真では判別が付きづらい部分ですので、実物をご覧になって頂けると幸いです。