タミヤプラモデルベースの完成品です。雨のドニントン、オープニングラップでトップを奪いそのまま優勝をさらったまさにレインマスターの異名を体現した有名なヨーロッパGP仕様です。
クリアーの塗膜が薄いわりにはツヤがよく出ていてマルボロレッドの薄すぎず濃すぎず絶妙な色のためか全体が非常にシャープな仕上がりになっています。マルボロのロゴが入っているGPほうが人気があるのは間違いないのですが、このモデルにだけ関して言えば全然それが気にならないと思います。作り手が実際のレースシーンをそのまま模型にしたかったんだろうなという気持ちや雰囲気がひしひしと感じられます。
<工作>
整流板の縁を薄く削り込み。
アンテナを真鍮パイプ0.5/0.3mmと洋白線0.3mmの組み合わせで追加。
キットにはないカウルリベットのモールドを開口し、以下の製品を用いて部位に応じて大きさを変え追加。
『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』
『モデルファクトリーヒロ/アルミニウムリベット 0.8/0.5』
シートベルトをモデラーズのホワイトメタル製のものに置き換え、シートベルトを『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト黒』で追加
ステアリングのスイッチとボタンを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』、『さかつう/3062 ボタンスイッチA』に置き換え。
コクピットのボタン、スイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』で金属製のものに置き換え。
ホイールのエアバルブを『トップスタジオ/ 1/20〜1/24エアバルブ』で追加
サイドミラーの鏡面をアルミテープで追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、『ガイアノーツ/EXホワイト』と『GSIクレオス/蛍光レッド』で白赤を塗り分け。
蛍光レッドは表面の粒子が白部分に飛びやすいので、白塗装後にクリアーコートを行いマスキング、赤を塗装しクリアーコート、はみ出し部分を削り取り再度クリアーコートの手順で仕上げた。
クリアーを軽く吹き付け。デカールは考証に優れたシュンコーモデルの専用品を使用。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。ラプロス6000/8000と3Mコンパウンドで磨き込み。カウル裏側をつや消し黒で塗装。
タイヤはモデルファクトリーヒロのレインタイヤを選択。
グッドイヤーロゴはミュージアムコレクションのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。