フジミプラモデルベースのプロポーション完成品です。
フジミのプラモデルでもここまでカッコよくなるものなのかと、とてもキットをストレートで組み上げたとは思えない完成度です。おそらくカウルの脱着をやめてプロポーションとしてきちっとカウルの合わせ目も綺麗に処理しているからかと思います。塗装の仕上がりも素晴らしく引き込まれるような光沢を放っています。
マンセルが母国で優勝を飾った、第9戦イギリスGP仕様を製作しました。
マシンは三色の塗り分け難易度が高く、またキット付属の塗り分けマスキングテープは実車と塗り分けラインが大きく異なるため使用せず、実車写真を参考に塗り分けました。
<工作>
タイヤをタミヤ製(フロントは92年マシン、リアは〜91年マシンのもの)に交換しディテール・アップ。
キットにはないカウルリベットのモールドを開口し、以下の製品を用いて追加。
『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』
アンテナを『スタジオ27/FW14Bアンテナ』で追加。
シートベルトの穴を開口し、『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト赤』を追加。
コクピットのボルト類を『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
スイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』で金属製のものに置き換え。
スイッチを『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』で金属製のものに置き換え。
ステアリングのスイッチを『さかつう 埋め込みピン 穴なし φ0.5mm 10個入』で追加。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
サイドミラーの鏡面を洋白板で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
塗料
・ホワイト『ガイアノーツ/EXホワイト』
・イエロー『フィニッシャーズ/ミディアムイエロー』
・ブルー『フィニッシャーズ/ピュアブルー』
デカール
『シュンコーモデル 1/20 ウィリアムズ FW14B』を使用。キット付属デカールと異なり、各ロゴの大きさやデザインが見直されています。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。磨き出しはソフト99細目、ラプロス#6000、3MのDC-1L、ラプロス#8000、3Mのハード1の順に行った。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。