アオシマプラモデルベースのプロポーション完成品です。
フいつもながら丁寧に仕上げられた塗装の仕上がりが素晴らしく引き込まれるような光沢を放っています。画像では分かりにくいですが実際に見たマルボロレッドもこの色合いなら誰しもに納得してもらえるのではないかと思える色合いにモデラーの感性が非常によくでていると思います。モデルはニキ・ラウダが母国GPを勝利で飾った、第12戦オーストリアGP仕様です。
<工作>
パネルラインのスジは墨入れ無しで自然に影が落ちるよう、タガネで深く掘り直し。
ボディカウルは塗装前に一体化。
サイドポンツーン給気口の形状をMP4/2B用公式エッチングパーツで後期型に変更。
カウルファスナーをタミヤのエッチングパーツで追加。
シートベルトを『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト黒』で再現。
ステアリングのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
コクピットのランプを『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』で追加。
コクピットのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
コクピットのスイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』で追加。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、本塗装。白はガイアノーツ/EXホワイト、レッドはGSIクレオス/蛍光レッドを選択。
クリアーを軽く吹き付け。デカールは考証に優れたシュンコーモデルの専用品を使用。
サイドポンツーンのマルボロはサイズが合わなかったため、MSMクリエーション製を使用。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。ラプロス6000/8000と3Mコンパウンドで磨き込み。カウル裏側をつや消し黒で塗装。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
ミシュランロゴは公式のタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。