エンジンを中心に徹底的にディティールアップしました。エンジンは巨大な翼端板とウイングに隠れて完成後は少し見にくくなってしまいますが、2枚目の画像をご覧いただければわかると思いますが、ほとんど作り直しに近い状態にまで手を入れています。
そのほかにもいつも通りスジ彫りは細く深く彫り直しています。ディフューザーやカウルのエッジは薄く削り込んでいます。ミラーはミラー面を一段掘り下げて鏡面を埋め込んでいます。、シートベルトは布製に交換、エアバルブ追加しています。ボディカラーの3色は塗り分け、クリアーコート後は徹底的に研ぎ出しています。製作は弊社専属モデラー猪木 俊明 です。
1983年からウイングカーが禁止されフラットボトムがレギュレーションで義務づけられました。それに対応するようにトールマンのロリー・バーンが作り上げたのがTG183Bです。
初めてのフラットボトムと言うこともあって1983年は各チーム手探りの状態でいろいろなタイプのマシンが登場していますが、その中でもTG183Bはフロントノーズに特徴がありました。それは1978年のブラバムBT46を思い出させる時代遅れとも思えるラジエータ内蔵のスポーツカーノーズを採用していました。一見BT46と似ているようですが、TG183Bのフロントノーズの下側はフロントタイヤの後端まで延長され完全なベンチュリーシステムになっていました。、そこで通常のフロントウイングより大きいダウンフォースを発生させる仕組みになっていました。リアウィングは厚みは薄いものの前後2段構成にして失われたダウンフォースを補っていました。 その独特の空力処理の効果は疑問視されていましたがワーウィックが4位2回を含む4度の入賞を記録しています。エンジンが非力なハートエンジンであることを考えるとマシンとしての性能はかなり高かった物と思われます。
セナは1983年イギリスF3チャンピオンを獲得、マカオGPも制してF1にステップアップしました。1984年、開幕戦時点では新型のTG184が間に合わなかったため開幕2戦を旧型のTG183Bで走っています。今回タメオからキット化されたのはセナの母国、ブラジルでのデビュー戦仕様になります。デビュー戦は予選16位、エンジンの性能を考えると大健闘でした。しかもチームメイトのチェコットより1.7秒も早いタイムを記録しています。残念ながら決勝はエンジントラブルのためにリタイヤしています。
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そのほかにもいつも通りスジ彫りは細く深く彫り直しています。ディフューザーやカウルのエッジは薄く削り込んでいます。ミラーはミラー面を一段掘り下げて鏡面を埋め込んでいます。、シートベルトは布製に交換、エアバルブ追加しています。ボディカラーの3色は塗り分け、クリアーコート後は徹底的に研ぎ出しています。製作は弊社専属モデラー猪木 俊明 です。
1983年からウイングカーが禁止されフラットボトムがレギュレーションで義務づけられました。それに対応するようにトールマンのロリー・バーンが作り上げたのがTG183Bです。
初めてのフラットボトムと言うこともあって1983年は各チーム手探りの状態でいろいろなタイプのマシンが登場していますが、その中でもTG183Bはフロントノーズに特徴がありました。それは1978年のブラバムBT46を思い出させる時代遅れとも思えるラジエータ内蔵のスポーツカーノーズを採用していました。一見BT46と似ているようですが、TG183Bのフロントノーズの下側はフロントタイヤの後端まで延長され完全なベンチュリーシステムになっていました。、そこで通常のフロントウイングより大きいダウンフォースを発生させる仕組みになっていました。リアウィングは厚みは薄いものの前後2段構成にして失われたダウンフォースを補っていました。 その独特の空力処理の効果は疑問視されていましたがワーウィックが4位2回を含む4度の入賞を記録しています。エンジンが非力なハートエンジンであることを考えるとマシンとしての性能はかなり高かった物と思われます。
セナは1983年イギリスF3チャンピオンを獲得、マカオGPも制してF1にステップアップしました。1984年、開幕戦時点では新型のTG184が間に合わなかったため開幕2戦を旧型のTG183Bで走っています。今回タメオからキット化されたのはセナの母国、ブラジルでのデビュー戦仕様になります。デビュー戦は予選16位、エンジンの性能を考えると大健闘でした。しかもチームメイトのチェコットより1.7秒も早いタイムを記録しています。残念ながら決勝はエンジントラブルのためにリタイヤしています。