タメオキットベースのハイディティール完成品です。キットはブラジルGP仕様ですがパシフィックGP仕様に改造しています。一番の違いはメゾネットウイングですがこれは自作で作り出しています。それ以上に手を加えているのがボディになりますがタメオのFW16はあまりいいプロポーションとは言えないので全面的に見直しいています。特にノーズが太く短いので延長した上で削り込んでいます。コックピット前のカウル形状も実車と全然違うので上から見た時の開口部の形状がホームベース型になるように修正しています。前方の修正によ後部バランスがずれてくれるためサイドポンツーンダクト部分を後方へ1mmほど削りさらに厚みを持たせることでバランスがとれるよう改修しています。パシフィッGP仕様の特徴としてノーズの両サイドにカナードが付きますので再現しています。キットにもともと付いているステアリングは非常に小さいく見栄えが悪いので、肉厚のモノコック内側をぎりぎりまで薄く削りだし大きなステアリングが取り付けています。ボディを削ることでサイズが合わなくなったメーターパネル部も一から作り直しています。フロントウイングのフラップはサイズが小さくガーニーフラップもついていないので拡張した上でガーニーフラップを追加しました。ベースキットはウインドシールド部分がアールを描いていて実車と異なるため鋭角に修正しています。
シートベルトは布製に交換、バックミラーはミラー面を彫り込んで鏡面を埋め込んでいます。フジヤ製タイヤに交換と非常にクオリティの高い完成品に仕上がっています。エアバルブは通常モデラー自身が作り出したものを取り付けていますが今回はリアクトのエアバルブを取り付けています。
今回限りの完全ワンオフモデルのため次回製作はありません。