1993年最終戦オーストラリアGP、一時代を築いたアイルトン・セナとマクラーレンのコラボレーション最後のレースです。そしてこれがセナにとって最後の優勝となっています。通算41仕様目でした。
タメオの1993年型のキットはあまり良い出来ではないのでかなり手を入れています。スジ彫りは細く深く彫り直しているのは当然として元のキットはかなり重要なスジ彫りを省略しています。具体的にはフロントのコックピットの前のフロントサスのコイルやダンパーを交換、調整するために脱着するカバーがのスジ彫りが再現されていません。また、リヤサスを差し込む部分のボディ側のスジ彫りが省略されていますので新規に追加しています。ディフューザーやカウルのエッジは薄く削り込んでいます。ディフューザーに関しては縦のスプリッタープレートがキットでは再現されていませんが、追加しています。あと、インダクションポッドの開口部も深く彫り込んでいます。ミラー面に鏡面埋め込み、シートベルトは布製に交換、エアバルブ追加と細部もディティールアップしています。マルボロレッドはもちろん塗り分け、デカールや塗り分けの段差が全くないように徹底的に研ぎ出しています。製作は弊社で20年以上専属モデラーを勤める多田 道一です。