2006年F1世界選手権ハンガリーGP──ホンダはコンストラクターとして39年ぶりの勝利を手にした。これが3勝目、自動車メーカーとしては72度目の勝利だった。ホンダの歴史はF1の歴史といっても大袈裟ではない。これは欧米文化にも定着する事実。第二期活動でF1を完全支配したことで、フェラーリに匹敵する歴史価値を築いた。だからこそホンダに対する期待値は常に高いものだった。 その視点からすると第三期はそのハンガリーGPの1勝だけで終わってしまい、多くのファンの期待を裏切ることになってしまったのは事実である。だからこそ、ホンダの第三期活動は二期ほどに多くを語られてこなかった。それだけにいまだに知られていない真実が多く眠る。今号は今から20年前に勝利したホンダRA106にフォーカスすることで、第三期ホンダの真実に触れていく。








