1988年出走、マクラーレンホンダでのアイルトンセナ初勝利となる第2戦サンマリノGP仕様を製作しました。
コクピット周りは『トップスタジオ 1/20 マクラーレン MP4/5B コックピットディティールアップセット (タミヤ対応)』を組み込みました。アンテナは同社の専用品を使用。デカールは2019年に発売された考証の確かなシュンコーモデル製を使用。レース映像やMFHのMP4/4専用資料を参考に出来る限りサンマリノ仕様に近づけました。
パネルラインのスジは墨入れ無しで自然に影が落ちるよう、タガネで深く掘り直し。
シートベルトはコクピットセットのものではなく、自然な弛みのつく『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト黒』を追加。
ステアリングのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
ステアリングのスイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』で追加。
コクピットのスイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』で置き換え。
メーターパネルのスイッチを『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』、『さかつう 埋め込みピン 穴なし φ0.75mm 10個入』で追加。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
カウルファスナーをタミヤのエッチングパーツで追加。
サイドミラーの鏡面をコクピットセット付属のエッチング専用品で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
- カウル -
白は『ガイアノーツ/EXホワイト』を塗装。
蛍光レッドは『GSIクレオス/蛍光レッド』を塗装。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。
コンパウンドはソフト99、3M製の業務用のものを用いました。
ソフト99細目で肌調整を行い、3Mダイナマイトカット、ハード1、ハード2を順にかけ磨き上げました。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
ロゴ吹き付け後につや消しクリアーでコート。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。