1/20 タミヤ ベネトン B192 ベルギーGP 製作記録
92年出走、言わずと知れたミハエル・シューマッハ初優勝のベルギーGP仕様です。
-- ベネトンB192ベルギーGP仕様 --
タミヤのキットはベルギーGPに準じた内容となっていますが、『GP CAR STORY』と『クローズアップ&ヒストリー』を確認し、製作しています。
当日は天候が悪く、タイヤもドライ、ウェット、ドライと交換されましたが、スタート時のドライタイヤで製作しています。
92年当時としては空力的に先を行っていたマシンなので、組み立て難易度も他チームのマシンと比べると高いです。
<工作>
モノコックのアンテナを0.3mm洋白線と真鍮パイプにて自作追加。
シートベルトのモールドを削除し、『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト青赤』を追加。
コクピットのボルト類を『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
スイッチを『さかつう 埋め込みピン 穴なし φ0.75mm 10個入』で金属製のものに置き換え。
ステアリングのスイッチを『さかつう 埋め込みピン 穴なし φ0.75mm 10個入』で追加。
ステアリングのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
カウルファスナーを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』で追加。
サイドミラーの鏡面を洋白板で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
塗料
・イエロー『フィニッシャーズ/ミディアムイエロー』
・グリーン『フィニッシャーズ/ブリリアントグリーン』
デカールは『シュンコーモデル D281 1/20 B192』を使用。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。最終磨きはラプロス6000/8000、コンパウンドはソフト99細目、3MのDC-1L、ハード1、ハード2を使用。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。