ゆうに30年は経過しているタミヤプラモデルをベースにトップスタジオのスーパーディティールアップパーツを組み込み仕上げました。
発売から30年も経過しているとなるとプラパーツもヒケが発生し、ゴムタイヤは劣化、当然デカールは使いもになりません。タイヤやデカールはサードパーティのパーツを流用することでなんとでもなりますが、パーツのヒケ自体はどうにもならず今回もカウルの脱着は諦めプロポーションで仕上げることも検討しました。ですがそれではロムファクトリーとしていかがなものか?ということになり、ディティールアップパーツを組み込んでさらにカウルは綺麗に脱着できるようにしてこそのロムファクトリー完成品といういことでモデラーに頑張ってもらいました。
製作したモデラーは今までに数多の1/12フルディティール完成品を製作してきたモデラーではありましたが、その技術をもってしても相当難しく製作中には何度も打ち合わせを重ねて妥協と調整の上で完成させました。
とにかくパーツのヒケがひどくカウルを綺麗に固定するためにいくつものネジやピンでしっかり固定する必要があります。
⚫️ 固定箇所 ⚫️
モノコックノーズパーツは左右に各1本のネジ、さらに上面に2本のピンで固定。
メインカウルは右側シャーシと接続部分に2本のネジ、左側は3本のネジで固定。特に左側前方のネジは大きめのネジとなっており脱着の際には一番に締め付け取り外しを行なってください。ま左側最後方のネジはカウルに対して垂直ではなく、エンジン方向へ向かい垂直に差し込んでください。
ノーズコーンはマルボロレッドとの境界線の頂点に1本のネジで固定。
ファンネルダクトをつけたままカウルを固定することはできませんのでご注意ください。
ベースキットの状態を考えると今後製作できるかどうか非常に怪しいモデルです。もしかすると最後になるやもしれません。