エブロプラモデルベースのプロポーション完成品です。
基本キットストレート組みですが細かなディティールアップももちろんしていますのでそれについては後述いたします。プロポーションモデルとして仕上げていますが塗装の仕上がりに重点を置いた完成品ですので存分にその質感を楽しんでいただけることかと思います。塗装の仕上がりについてはこれほどまでに滑らかであり深く輝く仕上がりのものはなかなかないと思います。
<工作>
パネルラインのスジは墨入れ無しで自然に影が落ちるよう、タガネで深く掘り直し。
シートベルトは『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト青』を追加。
コクピットのスイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』に置き換え。
コクピットのスイッチを『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』に置き換え。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
ホイールのビードロックを『モデルファクトリーヒロ/アルミリベットフランジ付き(Bタイプ)』で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、本塗装。黒はEXブラック。
クリアーを軽く吹き付け。デカールは考証的に最も正確な『Decalpool/DP241Lotus 91 JPS 1982』を使用。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。ラプロス6000/8000と3MコンパウンドDC-1L、ハード1、ハード2で磨き込み。カウル裏側をつや消し黒で塗装。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。