製作はロム専属モデラーである竹田文義氏です。
今回はロータス79と同時納品。そしてこれこそが "ブラッックビューティー" と謳われるJPSロータスの通り名そのものの仕上がりになっています。そのブラックは惹き込まれるほどあざやか且つ落ち着いた雰囲気を醸し出していて、まさに見惚れるとはこのことと言っても過言でないと思います。
カラーの再現に独特の個性がある竹田氏ですが決して実車のイメージを損なわず竹田氏自身の新たな視点で仕上げることができる、まさに匠の技が光ってる逸品です。クリアー後の研ぎ出しもオリジナルの工程を経て仕上げられていますのでその光沢も思う存分楽しむことができ、これによりブラックビューティーを実現させているのだと思います。塗装技術に全振りしていることが手に取ってもらえれば実感できると思います。
実車検証も抜かりなく、オランダGPの特徴である、丸形ヘッドレスト、4本スポークホイール、サイドミラーは一体形、フロントノーズ部分は車番の上にグッドイヤー、月桂樹は左6つ右4つのレイアウト、ポーラベアはなしで仕上げています。ロータス79の販売価格は90年前後のF1マシンよりも高額に設定しておりますが、部品数が多く特に仕上げに時間のかかるカウルパーツが多いので工数が通常の1.5〜2倍かかっているためです。
その他今回の製作内容は以下のようになっています。
<工作>
パネルラインのスジは墨入れ無しで自然に影が落ちるよう、タガネで深く掘り直し。
シートベルトは『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト青』を追加。取り付け基部ロニー車は上側となる。
ステアリングのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
ステアリングのスイッチを『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』で追加。
コクピットのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
ホイールのビードロックを『モデルファクトリーヒロ/アルミリベットフランジ付き(Bタイプ)』で追加。
カウルリベットを『モデルファクトリーヒロ/アルミニウムリベット 0.8/0.5』にて追加。
カウルファスナーを『タミヤ1/20 シートベルトセットA』付属のエッチング製に置き換え。
サイドミラーの鏡面はキット付属のメタルインレット。
エアファンネルカバーはキット付属の金属製メッシュ。
ギヤボックス周りは露出しているので、金属線と六角フランジの組み合わせでディテールアップ。
金属線は『さかつう/フレキシブルワイヤー0.7mm』と0.5mm、六角フランジは『さかつう4455/六角フランジ1.2/0.7』と『さかつう4463/六角フランジテーパー付き1.2/0.7』の組み合わせ。
四本スポークホイールは同社79年製キットよりコンバート。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
リヤカウル後部の肉抜き穴をパテ埋め。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、本塗装。黒はEXブラック。
クリアーを軽く吹き付け。デカールはシュンコーモデル製を使用。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。トレカット#3000と3Mコンパウンドで磨き込み。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはMFHのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。
Romu Factory 1/20 Lotus 79 Dutch GP 1978 M. Andretti F1 Last Win








