タミヤのプラモデルベースです。ニキ・ラウダが二位表彰台を飾った、1978年第5戦モナコGP仕様を製作してます。製作は竹田文義氏です。氏の製作する完成品のすばらしさはなんといってもクリア塗装の深みのある光沢です。氏独自の工程を経て仕上げられる光沢はどこから見ても隙がなく魅了されます。
今回の製作内容は以下のようになっています。
<工作>
タイヤをタミヤのリニューアル製品に交換。
シートベルトを、『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト青』にて追加。
ステアリングおよびコックピットのスイッチを『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』、『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』で追加。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
ホイールのビードロックを『モデルファクトリーヒロ/アルミリベットフランジ付き(Bタイプ)』で追加。
サイドミラーの鏡面は洋白板を切り出したものを自作。
エンジンのプラグコードは純正のものを使用。
ギヤボックス周りは露出しているので、金属線と六角フランジの組み合わせでディテールアップ。
金属線は『さかつう/フレキシブルワイヤー0.7mm』と0.5mm、六角フランジは『さかつう4455/六角フランジ1.2/0.7』と『さかつう4463/六角フランジテーパー付き1.2/0.7』の組み合わせ。
カウルファスナーを『タミヤ/シートベルトセットA』付属品で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。
<塗装>
- カウル -
サーフェイサー1200で表面を整え、本塗装。赤は『ガイアノーツ/ブライトレッド』、紺は『フィニッシャーズ/ブラバムブルー』を選択。
紺部分は細帯以外は塗装しました。
デカールはエッフェアルテフィーチェおよびシュンコーモデルを使用。
シュンコーモデルの紺の細帯デカールは下地の白がはみ出ており使用できなかったため、エッフェのものを切り出して用いました。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。『コバックス/トレカット#1300、#1500』で塗装のユズ目とデカール段差を除去し、オーバーコート。ラプロス6000/8000と3Mコンパウンドで磨き込み。カウル裏側をつや消し黒で塗装。
- カウル以外 -
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消したので、画像をご覧ください。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。